ピアノの調律の頻度は、最低でも年に1度はすることをおすすめします。
普段、普通にピアノを弾く程度であれば年に1度の調律で十分ですが、
音楽大学や音楽高校などの方であれば、
ピアノを弾いていて音がおかしいなと感じた時点でピアノの調律をされることをおすすめします。
また、ピアノを購入したばかりの頃は、ピアノの音が落ち着くまで時間が必要なため
年に数回のピアノの調律を行った方がよい場合もあります。
ピアノの調律とは
ピアノの調律では、ピアノの整音を始め、
ピアノ内部の埃など普段出来ない場所の掃除を行なってもらえます。
また、ピアノの設置場所によっては湿度などが高い場合、除湿剤を入れてくれたり、
弦に付着した錆を落としてくれたりなどのメンテナンスも行なってもらえます。
ピアノは、弾くことによって弦をハンマーを叩いて音が出るため、少しづつ弦が緩くなってきます。
そのため、ピアノの調律では調律師さんによって緩んだ弦を張り、
音を調整してくれる作業が行われます。
ピアノの調律は必要ないのではないかなどと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
定期的にピアノの調律やメンテナンスを行わないで長期間放っておくと、
調律などを行なっても、きちんとした音に戻らなくなってしまうこともあります。
そのため、ピアノを弾く頻度が少ない方でも
少なくとも年に1度はピアノの調律をされることをおすすめします。
ピアノの状態も確認してもらえる
ピアノの調律では、音の整音作業やピアノ内部のメンテナンスの際に、
そのピアノの状態などもしっかり確認してもらえます。
そのことによって、普段のピアノのケアなどもアドバイスを受けることができます。
ピアノを長期にわたり放置することでピアノの調律を行っても音が戻らない状態になってしまうと
ピアノの修理などが必要となり、更に大掛かりなメンテナンスが必要な状態へとなります。
このような状況をさけるためにも、定期的にピアノの調律を行なっていきましょう。
また、ピアノの調律を行った後は音がきちんとするためピアノを弾いた場合も正しい音程となり、
とても気持ちよくピアノを弾くことができるでしょう。
ピアノの調律は、調律を専門で行っている個人の調律師さんもいらっしゃいますが、
ピアノの購入店である楽器店に相談することで紹介してもらえることもあります。
ピアノ購入時から、同じ方に調律を行なってもらうことで、
ピアノの状態をしっかり見てもらえるので、とても安心できると思います。
ピアノは、調律をしなくても音がでるので、面倒だなと思われるかもしれませんが
定期的な調律で良い状態のピアノを弾きましょう。