グランドピアノのサイズによる違いとは? | 音楽企画 Grazie

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2020.05.22

グランドピアノのサイズによる違いとは?

 

 

ヤマハのグランドピアノは約10種類のサイズがあり、奥行き151cm~275cmまで幅広いラインアップです。大きいピアノほど良い音が奏でられると言われますが、サイズによって何が違うのでしょうか?今回は、パーツをピックアップして違いや役割についてご紹介致します。

 

サイズによって何が違うの?

 

・ピアノの心臓部分【響板】の面積が違う

アコースティックピアノは弦の振動が響板に伝わり、響板を中心に楽器全体が振動することで音色が完成します。響板の面積が広いほど、大きな音を出すことができ、安定した低音と華やかな高音が作り上げられます。

 

・弦の長さが違う

弦が長い程、奥行きのある深い音色が奏でられます。ホールに設備しているフルコンサートグランドピアノは圧倒的に弦が長い為、演奏者も視聴者も心地よい気持ちになります。

 

・鍵盤の長さが違う

ピアノはサイズが大きくなると鍵盤の隠れている部分の長さが変わります。見えている部分(白や黒で塗られている部分)は鍵盤の一部に過ぎないのです。鍵盤が長いほど、弾き手の微妙な力具合が伝わりやすくなります。音の強弱やニュアンスがつけやすくなり、表現の幅が広がるでしょう。鍵盤の反応が良いので、同音連打やトリルなどの高度な奏法や超絶技巧も思うままに演奏できるかもしれません。

 

・側板の厚みが違う

グランドピアノといえば独特の形、曲線が美しいと感じる方も多いのではないでしょうか。グランドピアノの側面部分を側板(がわいた)と言い、ピアノのサイズによってその厚みは異なります。厚みがあるほどしっかりと強度を保ち、振動がグランドピアノ全体に伝わりますので、低音から高音まで88の鍵盤がバランスよく響きます。

 

・巻線弦の数が違う

ピアノは高い音から低い音になるにつれ弦の長さが長くなり、弦の太さも低音になるほど太くなります。低音は、弦の重さを増し低い音を出しやすくするために銅線が巻かれた「巻線」が使われています。巻線弦の数はサイズによって異なり、ヤマハグランドピアノの場合はGB1Kは31Keyまで、C1Xは29Key、C2Xは28Key、S3X・C3XとC5Xは26Key、S6X・C6Xは23Key、CFXは20Keyまでが巻線です。SXシリーズやCFシリーズは手巻き巻線が使われています。

 

比べるてみるとたくさんの違いが沢山ありますね。

ひとつ注意しなければならないのは、サイズが大きくなれば音量も大きくなるということです。狭い部屋で大きな音を聞き続けると疲れてしまいます。お部屋の広さや用途に合ったサイズのグランドピアノを選ぶことが大切となります。

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