2023.03.24
ピアノ教室で習う 使用される教材について賛否両論ある?
ピアノ教室といえばレッスン曲があり、用いる教本も数しれず。「この曲を弾けるようになりたい」という要望があれば、楽譜を用意してくれることも。
しかし、使用される教材には「バイエル」と呼ばれるものもあります。
今回は、この「バイエル」についてお話しさせてください。懐かしいと思う方から、聞き慣れないと思う方まで、さまざまな価値観で見てもらえるかと思いますよ。
バイエルについて①
バイエルとはドイツ人の名前です。
ピアニストであり作曲家でもあった教育者として活躍してきた著名な方からとった教材です。
この方が著した「ピアノ奏法入門」をバイエル教則本と呼んでいます。
なお、教則本は楽器演奏などの基本的技巧を、初歩から順序正しく練習するための本です。
簡単に説明するなら「入門・初歩」を意味しているので、初心者の方が練習法に用いることもよくありました。
バイエルについて②
楽譜屋では「バイエル・ピアノ教則本」と「こどものバイエル」の2種類を販売していることが多いです。
子どものレッスンで使えるようにと、音符を大きくしたりイラストを挿入したり、大人用と区別するために子ども用を作成しています。
右手でメロディを弾き、左手で伴奏を弾くスタイルの曲(童謡など)を多く収録しているので、伴奏を弾きこなすための練習曲として適しているとも言われています。
そのため、ピアノ教室を受講する方のなかには、将来的に幼稚園の先生や保育士を目指す方々もおり、バイエル教材を愛用されていることも。
バイエルについて③
子どものバイエル教則本を見てみると、初歩のピアノ教育に通じる内容が収録されています。
それが「5指ポジション」です。ピアノ教室でも5本の指を使って鍵盤を弾く練習を行います。
ドレミファソという鍵盤の上に5本指を置き、手の位置を固定したまま弾く練習ができる教則本となるバイエル。
これについては賛否両論あると言われています。簡単にいえば、5本指の範囲内でしか演奏ができないからです。
初心者の方の中でも、初歩段階のトレーニング方法になります。
一度、鍵盤の上に手を置いたら、手の位置は動かさずに指だけを動かすので、片手で弾く課題しか練習ができません。
両手で弾くことが前提となるピアノの学習では合理的でないという声もあります。左手の動きのバリエーションが少ないことも。
しかし、ピアノ教室では一冊しか使わないということはありません。
どのような教材を用いるかはピアノ教室により異なりますが、メリット・デメリットはあります。
複数の教本を組み合わせてレッスンを行うので、ピアノ教室に通う目的にしっかりフィットします。
おわりに
ピアノ教室で扱う教材について事前に確認しておくと良いでしょう。
目的を伝えると、それに適したレッスンを行うピアノ教室もありますから、ぜひ、体験教室を利用してみてください。
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