2020.02.28
3つのストレッチで指を動かしやすく♫
ピアノを演奏していて、ふとしたところで手が届かないと感じたことはありませんか?
今回はそんなときに実践してほしいストレッチをご紹介します♫
手の形は人それぞれ
当たり前のことですが、人の手の形には個人差があります。
大きな手を持っている人はピアノの演奏に置いては非常に幸運な持ち主かもしれません。
手そのものの大きさだけでなく、指の長さも人によって違います。
親指から小指の先まで広く広げることができる人は、
鍵盤の移動や音符が多い和音も難なく弾けることでしょう。
しかしそんな人ばかりではありません。
鍵盤のドから一番近いソが限界という人も当然います。
ラフマニノフやリストの曲にはドから1オクターブ先のドより右側の鍵盤を
同時に弾く和音が連続して出てくるものがあります。
これらはどうしても体の特性上弾けないような人がいるのは事実です。
手の大きさが大きくても、手のひらが大きくて、
指が小さいと届く範囲が小さくなっていくのです。
しかし、ストレッチをして、筋肉をほぐすことで
今まで届かなかった音が届くようになったり、引きやすくなったりします。
スポーツする前に準備運動をするように、ピアノ演奏の前に必ずやるようにしましょう。
ストレッチの方法
毎日お風呂に入っているときにやるのも効果的です。
①指を広げる
指の筋肉を柔らかくするために、指と指の間の間隔を広げます。
壁や反対の手を使いながら最初は親指と人差し指の間から、
次に人差し指と中指、、、と順番にグググっと広げましょう。
指と指の間にボールのようなものを挟むのも効果的です。
親指と人差し指は最初から十分に広げることができるはずですが、
より広げるストレッチをしていくことで、指をくぐらせることが簡単になってきます。
②指を反らす
まずは手をパーにして、ものに頼らずに思いっきり指を広げながら反らしましょう。
次に親指から小指までを、地面や反対の手を使って1本ずつゆっくり反らしていきます。
少し痛気持ちいいぐらいの反らせ方で止めましょう。
あまりやりすぎると筋を痛めてしまう原因になります。
③関節をほぐす
指の関節も重要です。関節が柔軟に動くか否かでも和音の弾きやすさが大きく変わってきます。
親指から小指まですべての指の関節を、反対の手で軽く押さえながらグリグリとマッサージしましょう。
関節に刺激を与えることで、筋肉をほぐし、血流を良くする効果があります。
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