理想的なピアノの設置場所とは② | 音楽企画 Grazie

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2020.04.24

理想的なピアノの設置場所とは②

 

今回も前回に引き続き、ピアノにとって理想的な設置場所についてご紹介致します。

ピアノは木や金属からできているもので、設置環境によってはカビも生えますし錆びてしまう可能性もあります。大きな気温の変化や高すぎる・低すぎる湿度などはピアノの寿命にも影響してきます。そうならないためにもどのような場所に設置するのがよいのでしょうか。

 

・壁のすぐ側

前回の記事ではピアノ自体に悪影響がある場所についてご紹介致しましたが、最後に忘れてはいけないのが、あまり壁に近づけすぎないことです。

壁に近づけすぎると音の響きが悪くなってしまいます。ピアノの背面から10~15cmは離しておくようにしましょう。また、調律のしやすさという意味でもピアノの左右・上部に作業できるためのスペースを確保しておいてください。

 

温度・湿度への対応

▼湿度対策

まず、湿度としては50%前後が良いと言われています。適切な湿度を保つために、除湿機・加湿器を置かれることをオススメします。また、ピアノの中には乾燥剤を入れておいた方がよいでしょう。

ピアノに取り付ける除湿機であるダンプチェイサーを設置するのもよいかもしれません。突っ張り棒のようなヒーター(防湿器)がピアノ内部を暖めながら湿気を取り除く仕組みになっています。ヒーター本体は50度以上の高温にはならないため、発火の心配はありません。また、湿度が約47%になると自動的にスイッチが切れるようになっているので、手間なく安全な使用ができます。

▼温度対策

温度に関しては極端に高い温度・低い温度でないことと、温度の変動が少ないことが重要となってきます。そのためエアコンをつけて温度管理をするとともに冷房の温度は高めに、暖房の温度は低めに設定するのが良いでしょう。また前回の記事でご紹介したように、エアコンの風が直接あたらないように注意が必要です。

▼日光

直射日光があたらないことが望ましいです。しかし、配置の都合で日光があたるところに置かざるを得ない場合には遮光カーテンをつけるとある程度緩和することができます。

ピアノの寿命は使用頻度と設置環境で変わります。

寿命を延ばす為には、定期的なメンテナンス・部屋の環境を良くする事が必要なので、まずは部屋の環境について本記事を参考に整えてみてください。

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